印刷について

印刷の色について

シルク印刷の色合わせについてのお話です。

印刷に使用するインクは、
基本色10色ほどのインクを使用して、
その中から様々な色のインクを調合します。

調合は都度、手作業で行われます。
色見本としてDICやPANTONEの色見本や、
お客様から支給された現物色見本を目視しながらアナログでの調合を行います。

以下は見本として利用できない、よくあるケースです。
 1.CMYKでの色指定:基本色インクにCMYKの色がない
 2.データ上の色:パソコンモニタは発光している為、目視での調合ができない。または現場にパソコンがない
特にパソコン上の色味は、モニタによってまちまちなので参考になりません

色見本を見ながらインクを調合する為、
色見本と全く同じ色を再現することはできません。

また、当社の商品は白色ではない為、商品の色とインクの色が混ざって
多少の色味の変化が生じる場合がございます。
DICまたはPANTONEで指定いただいた場合、前後1番ほどの色ブレは生じます。

<色ブレイメージ>
こちらは特によくあるケースです。

このように実際に指定した色より明るかったり暗かったりするケースがございます。
これくらいの色ブレに関してはシルクのインク調合の技術的限界上、
許容範囲でご了承いただいております。

追加注文の場合はお気をつけください!

一番トラブルになるケースは追加注文の時です。
印刷の現場では追加注文があった際、初回にいただいた色見本(DIC番号など)を元に
再度インクを調合します。
もちろん毎回同じ色の再現は不可能なので、初回と2回目の色も異なります。

例えば、指定色に対して初回納品の色が以下の通りとします。
指定色より少し暗めです。
コチラは色の再現としては許容範囲です。

次に、指定色に対して2回め納品の色が以下の通りとします。
指定色より少し明るめです。
コチラも色の再現としては許容範囲です。

個別の色としては許容範囲なのですが、
初回と2回目の色を見比べるとこうなります。

初回は暗め、2回めは明るめになったことで、
これらを見比べると色に差が大きくなります。
ただ、印刷時は追加でも初回に指示いただいた色指定を元にインク調合を行いますので、
このようなブレが生じてしまします。

これらを回避したい場合は、初回または前回に納品した商品などを
発注時に支給するなどの準備をお願いします。

よろしくお願いします。

 

関連記事

  1. 印刷について

    転写印刷の再現性

    転写印刷の再現性についてご説明します。熱転写印刷とは、専用の転…

  2. 印刷について

    401-C:コットンショッピングバッグ

    販促・ノベルティ向けエコバッグの遠東商会です。今回はエコバッグのご…

  3. 印刷について

    ベタ印刷について

    今回はシルク印刷のベタ割り増しについてのご説明です。エコバッグ…

  4. サービスについて

    印刷の色味について

    シルク印刷により色味の再現性について以下ご確認いただき、予めご了承…

  5. その他

    なぜエコバッグ??

    みなさんこんにちわ!遠東商会です。オミクロン株による感染者…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. その他

    お盆期間中の営業について
  2. 使用事例

    居酒屋の使用事例
  3. 商品について

    111-19:キャンバスバッグ19
  4. 商品について

    701-C:コットンエコトートバッグ
  5. 使用事例

    展示会での効果UP
PAGE TOP